PCの将来
日本のPCの販売台数は右肩下がり。約3年間下がり続けています。その一方で、今年の冬モデルは実に家電化を意識したものが大変多いそうで(デジタルTVチューナー完備、オーディオ重視、持ち運びが便利・・・)ちょっと前のパソコンパソコンした形は微塵もありません。
いよいよ、ITは次のステージに差し掛かってきたな、と実感します。携帯電話が手放せない若い世代にとっては、PCは仕事場で使う道具でしかないですし、WiiやPS3をつかってネットにアクセスしている人の数は正確にはわかりませんが、相当数になっているハズ。
PCでなくてはならない理由がだんだん減ってますね。
年賀状?今のプリンタなら、デジカメから直で大丈夫です。
ワープロ?あ~これはPCがまだ便利ですね。でも、そんなに必要ですか?
ネット通販?携帯で買えますよ。あるいはTVショップで電話したほうが楽かも。
オンラインゲーム?これもゲーム機のほうが操作楽です。
ブログの更新?これも携帯から更新している人が既に多いのでは?
ケータイ小説?あ~これは既にケータイですね。
やっぱり、多くの方々にとって、どうしてもPCが必要な理由は
- 大きな画面で画像や動画が見たい
- ワープロや表計算ソフトが使いたい
- 画像や動画を編集したい
- 自分でホームページを編集したい
と、まあだんだん希薄な理由しか思いつかない状況になってきました。もし、ケータイが光ケーブル並みの通信速度があって、ディスプレイが接続可能で、キーボードもマウスもつながったら、多分ホントにPCいらないですね(と、いうかPCですね。これ)。
自分自身は毎日毎日PCを立ち上げて、PCでソフト作ったり、Webサイトを更新したりしてますから、「仕事のための専用の道具」としてとても需要なものなのですが、通常の生活を考えるとこれはさすがに必須ではないなあと思ってしまいます。
普段はデジタルTVで、ネット使う時やワープロしたい時だけパソコンとして振舞う、そんな将来が垣間見える昨今でした。