使いやすいユーザーインターフェースとは
皆さんネットバンクは使っていますか?私は個人用にソニー銀行、会社用にはJapanNetBankを使っています。どちらもパソコン上で残高の確認や振込みが可能なので(しかも24時間いつでも)大変重宝しています。
で、この2つのネットバンクを使っていると面白いことにかなり使い勝手が違うことがわかってきます。正直に言うとどちらも「ここはいいけどあそこがなあ・・・」といった感じです。不思議ですよね、どちらも銀行の画面なのに。
例えば、振込先を選ぶ場合は既に登録してある口座をすぐ選べると楽ですよね。新しい口座は登録してからでないと振込できないより振込してから登録できればいいですよね。既に使わなくなった口座は楽に削除(あるいは隠す)できるといいですよね。
振込の手数料はどうでしょう。こちらが手数料を負担する場合と振込手数料を引いた金額を振込む場合があります。振込みたい金額は決まっていますから手数料を自動で引いてくれると楽ですよね。
さらに、他行に振込む場合は営業時間外だと自動で次の日の振込みにしてくれると楽だと思いませんか?
実にちょっとしたことばかり書きましたが、
「使いやすいユーザーインターフェース」
とは、上記のようなことが余り意識しないでできること、だと思っています。
話は変わって地方銀行・信用金庫のATMなのですが、とある信用金庫のATMは引き出すときに「一部を千円札で出金する」オプションがあります。1万円分は千円札10枚で出金してくれます。これが意外と便利で、別に両替しなくてもよいのでとても気に入ってます。
「使いやすいユーザーインターフェース」とは、
- 使う人が迷わない
- 操作数がなるだけ少ない
- 人の思考の順番に合っている
- 直感的である
等々、色々なことを考慮しなくてはいけません。
最近のパソコンはブラウザが進歩して、以前とは比べ物にならないくらい多彩な表現ができるようになりました。それなのに、「動けばいいんだ」的な考えで画面のインターフェースを作る人がまだまだ多いように思われます。大半がちょっと工夫すればできることを面倒だといってやらないように感じます。
画面は、お客様と業務システムの唯一の接点なのですからぜひ、動けばいいのだ的な考えは排除して欲しいものです。お客様にとってシステムの中身はどうでもよいことです(ちゃんと動けば)。お客様もどんどん文句を言って欲しいものです。
「おたくのシステム、なんか使いづらいんだよねー」って。