視聴率あれこれ
「テレビの視聴率がハードディスクレコーダーによるCMスキップの影響で、深刻な影響が出ている。一説によると500億円以上である」というレポートが少し前のCNET Japanでレポートされていました。そして最近、「むしろハードディスクレコーダーのユーザーの方がCM認知度が(織田には理由は分かりませんが)高い。損失はごくわずかで無視してよいレベルである」との報告もありました。ふーん。
テレビの視聴率くらい謎めいたものはないですね。首都圏や大都市のごくごく限られた世帯に設置されている視聴率調査用の機器(統計的には十分な数が設置されているそうです)から得られる情報によってスポンサーやテレビ会社は一喜一憂しているのですね。でも、そのレポートにもありましたが「リアルタイム視聴を直接減少させる視聴スタイルが増加すると、テレビ広告事業モデルという観点では将来問題となる可能性がある」というのはなるほどな、と思わせるものがあります。録画してゆっくり見ている人はカウントされていないなんて、あるいはCMマニアの人やCMに出ているアイドルのファンの人が見ているCM時間とCMに流れている商品そのものに興味を持つ人が見るCM時間とは、同じ捉え方はしないほうがよい気がします。
Yahoo!やGoogleで広告を出す場合は、もう少し内容がはっきりしてきます。その商品に興味がある人がどうやって(どんなキーワードで、どのポータルサイトから、いつ、どんなブラウザで・・・)そのページにたどり着いたかがかなり分かります。比較的安価な投資から始められますから「1万円使って、粗利益が1万以上あれば、広告を続ける価値がある」という判断もとても分かりやすいですし、小規模の商店なんかには最適です。ン十億円とか使って一日中CMを流していないと瞬く間に売れ行きが落ちる缶コーヒーやインスタントラーメンとは違う広告の方法ですし、1%反応があれば上々と言われる広告チラシとも違う手法です。
レポートには「テレビの視聴時間もパソコンの操作時間も延びている。これはメールやインターネットをしながらテレビを見ている人が増加したせい」ともありました。なるほど、皆さん上手に使いこなしているということですね。テレビとパソコンが二つあって、CMが完全にリンクしていてテレビがCMになるとパソコンは自動的にそのサイトを表示すると楽でいいなあ。プレゼントの応募なんかすごく楽ですね。なんかよい方法ないかな・・・