大企業のエゴ

日本プロ野球の近鉄とオリックスが合併する、というニュースが飛び込んできてからはや2週間余。1球団減ったらどうなるとか、いっそ1リーグにしたらどうかとか、そうしたら日本シリーズができなくなるから困るとか、巨人がセ・パ2つに分かれたらどうかとか、近鉄をライブドアが買収したいとか、ともかくお騒がせな2週間でした。まだ続いていますけど。

まったく一連のニュースには笑わせてもらいました。これほど「どこにもお客の立場にたった発言がない」ニュースも珍しかったからです。プロ野球球団の経営が大変なことだとは思いますが、歴然とお客あっての商売ですよね?お客第一であるはずの商売がこうまでお客のことをないがしろにして話を進める。いやービックリです。どう考えて合併に至ったか、どうして売却の選択はありえないのか、理路整然とした説明を伺いたいです。

売却のメリットと合併のメリットをそれぞれ

  • 経営者の立場
  • 業務の立場
  • 顧客の立場
  • 学習の立場

で検証してもらいたいです。そう、何度かコラムにも出てきたBSC(バランス・スコアカード)の考え方です。大阪ドームの使用料が高いなら安いところでいいじゃないですか。年俸の高い選手じゃないと勝てないなんて誰も思っていません。メジャーリーグを見習って、セ・パ交流戦を真剣に検討したらどうですか?アイスホッケーのようにアジアリーグに発展させるなんて案はどうですか?

で検証してもらいたいです。そう、何度かコラムにも出てきたBSC(バランス・スコアカード)の考え方です。大阪ドームの使用料が高いなら安いところでいいじゃないですか。年俸の高い選手じゃないと勝てないなんて誰も思っていません。メジャーリーグを見習って、セ・パ交流戦を真剣に検討したらどうですか?アイスホッケーのようにアジアリーグに発展させるなんて案はどうですか?

どのような結末にせよ「本当にお客のことを考えての決断です」というものを聞きたいですね。お客が望んでいることが合併なのか、1リーグ制なのか、本拠地を変えてでも存続なのか、選んだ場合に経営的にはどうか、一般大衆ではなく個々のお客をターゲットにした球団経営というものを見てみたいですね。そんな意味ではライブドアに限らず球団経営したい他の企業(きっと沢山あるはず)に10年ほど任せてみたい気もします。大手家電メーカーとか外資系なんかでも面白いかもしれませんね。もっともっと球団経営したい!って企業が出てきませんかね。それでも売却の可能性はありません!って断言するのかなあ。