インターネットで検索
日本では、検索エンジンはYahoo!がダントツで一番らしいです(CNET Japanより)。ディレクトリ検索型(大雑把なメニューからだんだんと細かいメニューに絞り込まれていく検索型)が沢山の「xxxの件で面白そうなサイトはないかな」と探している方に好まれているそうな。織田が使っているGoogleは日本では14位(意外と低くてちょっとびっくり。株式上場までしたのに)、Microsoftや楽天が上位を占めているのは納得できるとして、日本だけがちょっと特別みたいですね。よく言われる言葉の壁なのでしょうか。
検索と言えば、キーワードを書いて「検索」ボタンを押すものと決め付けていた織田には楽しみながら色々なサイトを項目ごとに見ていくような使い方がこんなに支持されていることに改めて「へぇーっ」と感じている次第です。いろんな使い方があってよいのですね。改めて自分の頭の固さ(古さ)をちょっと恥じました。
この検索という機能は、なぜにこうまで浸透してきたのでしょうか。Yahoo!もGoogleも検索ポータルサイト(ポータルとは入り口、玄関と言う意味)で、株式を上場させました。株主は将来性を買っているわけですね。でも、どうして検索結果を提示するだけで商売が成り立つのでしょうか。「キーワードに関連する広告が表示できるとただの広告の羅列より効率がよい」とか「検索しているときは、その対象に興味がある時なのだから、セールスタイミングとして最適だ」とか言われております。でも、織田はまだ検索結果に対して対価を払ったこともなければ、検索の結果に対価を支払う気もありません。有料の検索など、今のインターネットでなんら優位性があると思えないからです。
しかし、今の検索システム(Yahoo!もGoogle等)がないと仕事ができないのも事実です。このコラムを書くにあたり、3日間で何度検索エンジンを立ち上げるかをカウントしました。3日間でなんと53回、自分でもびっくりです、こんなに使っているなんて。
使い方は実に様々でした。単純なキーワードによる店舗の検索、URLを直接入力する、ワン切りと思われる電話番号を入力してみる(やはりワン切りでした)、人の名前を検索してみる、ビジネスモデルになりそうな事例を探す・・・1つの入力エリアに単語を入れて「検索」するという動作は実に様々な結果を期待しているということが改めてわかって、これは確かに「不特定多数の様々な意見(情報)を収集するための最適なツールである」ことは間違いないと思いました。同時に、昔ながらの「えらい先生のいうことを守っていれば安心」的な(どちらかと言えば受身な)考え方だと収集した情報をどう使ったらよいか扱いに困るだろうな、とも思いました。なぜなら織田は、検索する時には「なにを探したいのか(どのような情報を必要としているのか)」をかなり明確にしている、という自覚があったからです。
「不特定多数の様々な意見」をうまく使っているな、と思うのが「人力検索サイトはてな」や「答えてねっと」です。質問したい人は「この人なら知っているだろう」ではなく「この質問にうまく答えてくれる人がいるのではないか」と質問を投げかけるわけで、回答する側も自分の都合で答えたい内容に答えられるとき時だけ答えればよいのですから仕組みとしてはかなりよくできていると思います。これはインターネットなしでは実現しなかった新しいコミュニケーションですよね。
「はてな」や「答えてねっと」をうまく使いこなしている=インターネットに慣れていると言ってよいかもしれません。まだ使ったことがない方はぜひどうぞ。