ネットワークインフラは赤ん坊

いつも読んでいるBlogに「インターネットは今後も成長する」という主張を、電気になぞらえているものがありました。大変面白かったので少し流用しつつ、ネットワークと言いますかインターネットの今後を考えてみたいと思います。

今では当たり前の「電気」も発明された当時は大変なもので、実はほとんど「どう使ったらよいかわからない」代物だったようです(どうです、すでに匂ってきますよね)。本格的な電力網の整備は電灯の、つまりは灯りのため整備され、巨大な資本が数十年がかりで投下され、それがほぼ完了したのが1917年ごろらしいのです。その1917年に「電気を明るくする以外に活用しよう」という主張が登場し、灯り以外の最初の電化製品は扇風機として登場したそうです。人々は電気が灯り以外に使えることに気がついたわけですね。

本当に、今では電気以外で動いているものを探すことが難しくなりました。機械も制御に電気使っていますし、ありとあらゆる製品・社会的なインフラに電気は使われるまでになったわけです。自転車の変速機で有名なシマノは、ついに走行中に発電しながらその電力を変速制御に使う自動変速機を開発したそうです。すごいですよね。やっぱり電気が使われています。

最初は電球のためだけに使われていて、恐らくそれはそれで便利に思われていたに違いありません。誰かが、「これってxxxに使えるのじゃないかな・・・」と思ったことがきっかけに電気はブレークスルーしたわけですよね。

さて、インターネットとネットワークインフラですがこれもBlogによると、「電気でいうと灯り」段階でこれから我々が思いもつかない使われ方が登場するはずだと言っております。頭の固い我々には思いもつかないことがこれから起こる、というわけです。確かに、ホームページとメール(とインスタントメッセージ)くらいではもったいないですよね。

わが国日本でもE-JapanⅡ戦略が策定され、インフラを整備する段階からコンテンツ整備の段階だと言っております。ものすごく便利なものが、世界のみんなが裕福になれるような、高齢者や体の不自由な方がハンディを感じないで生活できるような、そんな使われ方をしてくれるといいですよね。

個人的には、RFID(無線ICタグ)の発達と電化製品の進歩によって「買ってきた食料を完全自動で賞味期限管理してくれて、家庭にある他の調理器具を判断しながら調理方法や不足の調味料や食材をアドバイスしてくれる冷蔵庫」なんかがあると欲しいなあと思います。これは思いもつかないというより今の技術の先にあるかなり確率の高い未来のはずです。織田もこの主張に同意してワクワクする未来に期待したいです。