ケータイを使ったWebシステム

ケータイはますます便利になってきました。既に「携帯電話」でなく「ケータイ」という言葉が広く認知されているということは、電話だけでなくその他の機能を取り込んだいわゆる「携帯端末」として利用されていることを意味します。音楽を聴く、インターネットにアクセスする、辞書として使う、メールを送る・・・既に「電話」ではなくて「電話もできるモバイル機器」なんでしょうね。

さて、そのケータイですが最近業務報告に使おうとする動きがとみに盛んになってきています。従来のモバイル端末や専用の機器と比べてランニングコストが比べ物にならないくらい安いですし、非常に安価にシステム構築できる仕組みが整ってきたこともあります。ソフトウェアリースを使うと月々15,000円~30,000円程度で維持できるWebデータベースシステムがあるのです。

そうなると、今までは業界の大手しかできなかったサービスを中小企業も取り組むことが可能になります。なによりそのリアルタイム性を利用した報告システムとして営業や巡回業務などで活用が期待されます。莫大な費用をかけていた大手と同様な仕組みを気軽に手に入れられる時代です。

聞いた話では地方にある営業所からの営業報告は現状2週間遅れが当たりまえとか。それもしっかりと目を通してくれていればまだよいですが、きちんとフォーマットされてない日々の報告をまともな資料として経営陣に見せるためにさらに整理・加工して、となるとさらに遅れること必至。意思決定に時間がかかるのも無理ありませんね。これがリアルタイムになったらどれほどのビジネスチャンスを生かせるようになり、どれほどの無駄を省けることができるか、考えただけでもゾクゾクするものがありますね。