顧客データの活用を

ご商売をされている方、特に小売業でお客様に商品を販売されている方はよく「顧客データを有効に活用するとよいですよ」という声を聞かれるかと思います。具体的にはどのような活用方法があるのでしょうか。それはお客様の立場になって考えてみると色々なことがわかってきます。

よく使われているのが年賀状ソフトなどを活用したDM(ダイレクトメール)の発送です。定期的にお奨めの商品をお客様に案内する手法ですね。しかし、情報化が進んだ現在ではもう一歩進んだ取り組みも沢山あるのです。「Aという商品を買ったお客様にBとCも同時に購入する方が多い」「そろそろあのお客様は商品がなくなって買いに来るころだ」「Dを買う人はEやFは買わない」このような要望はお客様にとってはこんなふうに受け取られるはずです「Aを買おうとするとBやCも薦められた。本当かなと思いながら買ってみたらなるほどよかった」「そろそろ買おうかと思っていたら商店から連絡があったのでつい頼んだ」「あの店は不要なDMを送ってこないので面倒がなくてよい」

このように顧客データを活用しているのがコンビニエンスストアやファーストフード店・ファミリーレストラン等です。お客様がどのような購買をされるのかを非常に高度な情報システムで管理・分析しています(投資額も非常に大きいです)。小さいお店ではそんなに投資できませんからいきなり全部をまねすることはできませんが、年賀状ソフトでDM発送するだけから卒業し、顧客管理データベースを一つ持たれてはいかがでしょうか。現在では非常に安価な顧客管理データベース(10万~60万)が沢山発売されています。お店で知りたいこと・やりたいことが実現できる顧客管理データベースは売上の管理や請求書の発行、DMの発送ラベル印刷など一通りの機能がそろっています。従来の手間もずいぶんと省けますし、今まで気がつかなかった色々なことを顧客管理データベースは教えてくれるはすです。